コラム

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2022年7月27日 不整脈で脳梗塞に⁉【不整脈】江島浩一郎

今回は、心房細動と脳梗塞のお話をします。

心房細動とは、読んで字の如く、心房が細かく動く、心臓がふるえる状態となる不整脈です。血液は心房に流れ込み、心房からポンプの役割をする心室へと送られて、全身へと押し出されます。通常は、心房と心室が順序よく、リズムよく収縮することで血液がスムーズに流れます。ところが、心房細動では血液の流れがスムーズではなくなります。血流がよどむと、心臓の中に血栓(血液の塊)が出来て、運悪く頭の血管に詰まった場合には脳梗塞となります。血管は心臓から遠くなるにつれて細くなります。同じ脳梗塞でも、頭の血管の動脈硬化によって細い血管が詰まる場合は、狭い範囲の脳梗塞ですみますが、心臓で出来た血栓が比較的太い頭の血管に詰まると、広い範囲の脳梗塞となります(心原性脳塞栓症)。心臓が原因で起こる脳梗塞は、半身麻痺や寝たきりなどの重症となることが多く、ノックアウト型脳梗塞とも呼ばれます。心房細動を早期に発見し、脳梗塞を予防することがとても大切です。動悸の自覚がある場合はもちろん、検脈で脈の乱れに気づいた場合も、ぜひ一度ご相談にお越しください。