コラム

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2022年10月11日 心房細動の治療について【不整脈】江島浩一郎

今回は心房細動の治療についてお話します。

心房細動の治療には、脳梗塞の原因となる血栓(血液の塊)を防ぐ治療と、脈に対する治療があります。高血圧、糖尿病、心臓の機能低下、脳梗塞の既往のある人や、75歳以上の高齢者では、心房細動により血栓ができやすいとされています。このような方に心房細動が発生した場合には、血液が固まることを防ぐ薬(抗凝固薬)を処方します。11回、あるいは2回、毎日服用します。また、脈に対する治療には、頻脈を抑える治療(心拍数コントロール)と脈の乱れを抑える治療(調律コントロール)があります。いずれも内服治療がありますが、これは内服をやめると元に戻ってしまうので、根治治療ではありません。これに対して、カテーテルアブレーションという治療は、脈の乱れを抑える治療として根治に近い治療法です。心房細動の成り立ちは複雑であり個人差も多いため、効果は人それぞれですが、89割の方はアブレーションで心房細動を抑えることが出来ます。治療後に再発がある場合には再治療を行うか、内服薬で対処します。脈の不整に気づいたら、ぜひ一度ご相談にお越しください。