コラム
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2022年6月6日 検脈をしましょう【不整脈】江島浩一郎
脈が遅い(毎分50回以下)、脈が速い(毎分100回以下)、脈が飛ぶ、脈に乱れがあるなど、脈のトラブルはありませんか?
動悸、息切れ、めまい、胸の不快感など、脈のトラブルによる症状は多彩ですが、症状には表れず、ご自身では気づかずに健診の心電図で初めて不整脈を指摘される方もたくさんいます。まずはご自身で検脈をしてみましょう。検脈は手首の動脈の触診で行うことが一般的です。始めに、リズムが整っているか、乱れているかを確認しましょう。次に、1分間の脈の数を数えます。30秒間数えて、脈の数を倍にしてもよいです。自分ではうまく検脈が出来ない場合は、他の人に脈をみてもらいましょう。症状がなくても、検脈で脈のトラブルを見つけられます。
年齢とともに増える心房細動という不整脈は、気づかないうちに進行してしまうことも多く、心不全や脳梗塞をきっかけに診断されることも少なくありません。早期に発見し、適切に対処することで、心不全や脳梗塞を防ぐことが出来ます。
健康で長生きを目指すために、是非とも検脈をしましょう。脈のトラブルに気づいたら、ぜひ一度ご相談にお越しください。