コラム

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2018年4月2日 【健康な心臓を取り戻す生活習慣・食事編】食事の記録をつけてみる

腹八分目を心がけ、夜の主食と間食の甘いものも控えているけれど、思ったほど減量できない――そのような場合は、もう少し具体的に食べたものを見直して、減らせるところ、工夫できるところを明らかにしていくと、より効果的な取り組みにつながりやすいかもしれません。本人にとっても、結果が今ひとつのまま漫然と続けていてもモチベーションが上がりにくいと思います。

当院では、おもに二次予防の患者さんに、食事の記録をつけていただいています。まず、その日食べたものを書き出します。調理に使った調味料までは不要ですが、食べる際につけたりかけたりしたもの、例えばマヨネーズやドレッシング、さしみ醤油などはわかる範囲で記録します。各日の最下段には感想欄があり、食べすぎなどの反省や気づき、「夜、会合があった」など外食の記録も残しておくようにします。

食事の記録をつけると「くせ」が見えてくる

こうして書いたものを後から眺めると、その日のうちには気づかなかった「食べ方のくせ」のようなものが見えてくることがあります。例えば、間食に甘いものを控えていても、昼食の最後にデザートが欠かせなかったり、食事の合間に糖分が多く含まれているジュースを飲んでいたり、夜に外食が続いて、思ったほど節制ができていなかったりなどです。

食事の記録をつけ始めてから、気をつけるべきポイントがはっきりし、減量に取り組みやすくなったという声は患者さんからもよく聞きますし、実際に多くの人が、これで減量の成果を上げています。

なおアルコールにも糖質は含まれています。最近は糖質ゼロをうたうビールなども増えてきましたが、基本的にビールやワインには糖質が多く含まれるので、飲むのであれば焼酎に変えるなどの工夫をするとよいでしょう。

食べ過ぎたとき、飲み過ぎたときは、記録を付けたくないと思うでしょう。
それでもまずは、ご自身と向き合うようにしてみてください。

まずは気付きを得ることで、改善への第一歩を踏み出すことが成功への近道なのです。