コラム
コラム
2023年1月17日 病は気から 気は病から【不整脈】江島浩一郎
今回は、不整脈と心の関係についてお話します。
昔から「病は気から」といわれるとおり、心と体の健康は直結しています。
脈の乱れがある方には、その原因を調べるために様々な検査をします。しかし、検査では脈不整の原因となる異常が見つからないこともあります。そんなときには、脈の乱れを感じ始めたきっかけについて、詳しくお話をうかがいます。すると、身内やペットの不幸、金銭トラブル、職場の人間関係など、様々なストレスがきっかけとなっていることが分かります。実際に、不幸から月日が過ぎるにつれて症状が落ち着く方や、借金の返済、職場の転換で脈の乱れがおさまる方など、特別な治療をせずに改善する方も多いのです。
一方で、「気は病から」と思える方も。胸の違和感が強く、心配が募って外出できなくなり長期間引きこもっていた方が、ご両親に連れられて来院されました。頻発する期外収縮が症状の原因とわかり、カテーテル治療(アブレーション)を行いました。術後は症状がすっかりなくなり、気分が晴れて引きこもりを克服し、定職につくことが出来ました。
脈の乱れがあれば、ぜひ一度ご相談にお越しください。