コラム

2020年2月16日 角辻先生が語る、カテーテルの力学【院内ワークショップ・講演会】

先日、2月13日(木)、心臓カテーテル治療のプロフェッショナルである角辻先生をお招きして、ワークショップを開催いたしました。

角辻 暁先生は、大阪大学 大学院医学系研究科 循環器内科学 教授(国際循環器学)として、国内だけでなく海外でも心臓カテーテル治療の講師や執刀医として招かれ、

様々な国々へ心臓カテーテルの普及に努めておられる、非常に著名な先生です。

今回は、角辻先生に『カテーテルの力学』について熱く語っていただきました。

講演会には多摩地区や、都内の医師やコメディカルの方々も参加して大変盛況でした。

 

カテーテルをいかに上手く使いこなすかの力量を決めるのは、アイザック・ニュートンの運動の法則をいかに理解することである・・・。

 

まさか、カテーテル治療の話題でニュートンが出てくるとは思ってもみませんでした!しかし、我々が普段行っているカテーテル治療も、すべてはロジカル!

ガイドカテーテルのバックアップのとり方、デバイス(カテーテル治療器具)が冠動脈を中々通過しないときの手技の工夫、そして最後に合併症が起きた場合の、迅速で確実な対処方法など…。多くの事を学び、吸収できた2時間でした。

 

我々医療従事者は科学者であります。「何となく、適当に、感覚で、、、」という主観だけでなく、客観的な事実や情報を元に治療にあたるのが、医療従事者の役目です。

論理的な思考と治療戦略で、安心・安全で精度の高いカテーテル治療を患者様に提供できるよう、みなみ野循環器病院スタッフ一同、日々精進していきます。

角辻先生講演会

 

文責 マイケルゆみこ