コラム

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2023年4月13日 働きすぎは、病のもと【不整脈】江島浩一郎

今回は、働き方と不整脈の関係についてお話します。

一生懸命に働くのは良いことですが、仕事で健康を害してしまってはいけません。心房細動は心不全、脳梗塞、認知症の原因となる不整脈ですが、労働環境と密接な関係があります。労働時間が週55時間を超える長時間労働の人は、残業のない人よりも心房細動の発症率が1.4倍に増えます。また、夜間のシフト労働が月に3回以上あると、心房細動の発症率が1.2倍に増えます。さらには、ストレスを感じながら仕事をしている人は、心房細動の発症率が1.4倍に。近年では国を挙げて働き方改革が推進されており、事業主は従業員が心身ともに健康に働けるように配慮する義務があることが法的に定められています。また、昨年4月からは全ての企業でハラスメント防止法が適用となり、精神的ストレスへの対応も強化されています。しかし、なかなか思い通りに改革が進まない職場もあります。心房細動は知らぬ間に発症して合併症を起こすこともあるため、早期発見が重要です。仕事の合間に、まずはご自分で検脈をしてください。

脈の乱れがあれば、ぜひ一度ご相談にお越しください。